残念ながらタイムシェアには資産価値はほとんどありません

⑧残念ながらタイムシェアには資産価値はほとんどありません (売る際には叩き売りです)

・セールスさんにもピンキリあって、詐欺師に近いレベルの方は「不要になったら購入時と同程度の価格で売れる」とまで言って売りつけようとすることがありますが、これは真っ赤な嘘です。 信じないで下さい。

・ざっくり言えばタイムシェアには資産価値はありません。 リセール市場に出しても購入時価格の1/3の価格で売れれば御の字、平均的には1/5程度と思われます。 (希少な物件については例外もあります)

・インターネット検索エンジンで「タイムシェア リセール」で検索すれば代表的なリセール業者が検索できるので、業者のサイトで売買価格の相場をwebで一度確認してみることをお勧めします。

・既にタイムシェアオーナーの方は、ご自分の所有物件に近い物件のリセール価格を調べれば、ご自分の所有物件の大体の資産価値が分かります。 (ショックで倒れないように!)

・生活環境等の変化でタイムシェア利用率が下がりポイントを流すようになったら管理費負担を軽減するために物件処分の検討が必要になります。 処分方法はざっくり次の3つの選択肢があります。

 ①リセール業者を通じ購入希望者を探して商談の上登記移転、②管理費を滞納してオーナー義務不履行でHGVCにより登録抹消(債務残る)、③{特例的処置}HGVC再販部による中古買い取り

・①リセール業者:購入価格の1~2割程度の思い切った見切り価格を付けないとなかなか買い手がつかず、買い手が付いても登記移転等の米国不動産手続きで更に時間が掛かります。

※(2022/12/01追記)
くじら倶楽部さんなどのリセール業者の近況について、人づてに聞く機会がありました。
2020年の新型コロナパンデミック以降自由に海外渡航ができない期間が2年以上続き、日本国内には小田原と沖縄瀬底にしかタイムシェアリゾートがないために日本人オーナーの多くは効率的にタイムシェアポイントが使えませんでした。 このため昨年頃からHGVCに限らずタイムシェアの売却希望者が増加し逆に購入件数が減っているため市場は売却希望物件でダブついているそうです。 現在では電話受付件数が多いために人件費が無視できなくなり、電話での受付を停止してくじら倶楽部さんの買取ページからのweb受付のみに絞っているほど。
また、HGVCは新型コロナパンデミック以降第一先取特権(ROFR)の行使をしていないそうで、このため市場価格相場が更に下落しており、1万ポイントを下回る低ポイント物件では売却手数料にも満たない金額でしか売却リストに載せることができないとのことです。 

・②管理費滞納:管理費滞納を続ければいつかHGVC側からオーナー登録が抹消されると聞きますが、滞納管理費や登記抹消諸経費などHGVCに債務を残すことになるので避けた方が無難です。

・③HGVC再販部による中古買い取り:HGVCサイト(2020年2月時点)の「サポート/お問い合わせ」のページ(https://club.hiltongrandvacations.com/ja/help/contact)に再販部の紹介があり、その記載内容を読むとHGVCが物件を買い取る処理も行っているようです。 経験者のお話では何らかの条件に従う特例的な買い取り対応らしく、また雀の涙ほどの買い取り価格にはなるものの事務手続きは全てHGVCが代行してくれて売却者自身の手間はほとんどなかったそうです 但しHGVCに再販部が存在する事実は積極的に公開されておらず、オーナーサービスに聞いても明確な回答がされないこともあるため、まずはHGVCのwebサイトの再販部記事を参照下さい。

※(2022/12/01追記)
上記再販部の案内ページですが、現在では名称が変わって「リセール・サポート(売却のお手続き)」というページになっておりこのサービスはHGVCが物件を買い取るのではなく、リセールの仲介を行うサービスとのことです。 
即ちくじら倶楽部さんなどと同様のサービスのようですが、HGVCのリセール・サポートに依頼するのとくじら倶楽部さんなどの専門業者さんを頼るのとでどちらが得かは比較材料がなく不明です。
HGVCのリセール・サポート部でも専門業者さん同様に売却希望受付が増加しているためにwebページから売却申し込みをしてもすぐには返事が来ないようです。

 

※(2022/12/01追記)
・④HGVCへの権利返却 (2021年頃から新設された新しい制度)
新型コロナパンデミックによってお仕事を失った方や給与所得が下がった方などが世界的に多い中、タイムシェアオーナーにもそのような方が増えているそうで、タイムシェアの管理費負担が生活を圧迫する際にはリセールに出しても買い手が現れるのを待っていられないケースがあり、(臨時)緊急対応的にHGVCなどのリゾート会社が最近になって設けた制度だそうです。
権利返却するには「無職」「収入減」「重篤な疾病罹患」「年金生活者」などHGVCが権利返却やむなしと判断できる条件が求められるそうですが、条件が認められた場合はリゾート所有権を返却して物件を引き取って頂けるそうです。

※2023/12/15追記
ドクターから重大報告です。
『ドクターは2023年8月をもってヒルトンタイムシェアオーナーから撤退しました!』
このページを訪れる多くのヒルトンタイムシェアオーナーの皆さんが大いに関心を持たれているタイムシェアの処分方法をいくつか本ページ内でご紹介していますが、ドクターはその中の一つの手段である「HGVCへの権利返却」という手段を使って所有物件を処分しました。
既にオーナーではないためドクターのタイムシェア研究活動は若干その範囲を狭めざるを得ませんが、今後も各所から情報を収集して研究活動とその成果報告を続けていくつもりです。
ドクターの物件処分(年末毎に襲ってくる管理費請求の憂鬱から晴れて解放されました!)についても追々別ページを設けてご報告させて頂く予定ですのでご期待下さいね!

 

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