出費は購入費用で終わらず、その後も毎年末(または隔年末)に重い管理費請求が延々と続きます。

①出費は購入費用で終わらず、その後も毎年末(または隔年末)に重い管理費請求が延々と続きます。

・ポイント付与年(毎年または隔年)の年末に購入物件毎に異なる金額の管理費がHGVCから請求されます。

・毎年のポイント契約であれば毎年末に、隔年ポイントであれば契約している偶数か奇数年の年末に必ず1~2千ドル単位の管理費がドカンと請求されます。
※2023/12/06追記
HGVCの諸経費は年々値上がりしておりこの記事を書いた2019年当時に比べて2023年度末時点では管理費が千ドル台の物件は相当の低ポイント物件でない限りなくなりました。
所有物件の付与ポイント数や所有物件数(買い増しをされて2,3軒の物件を所有されているオーナーさんもみえます)によって請求される管理費金額は異なりますが、最低レベルで2千ドルからドクターの知る範囲で最高は毎年2万ドルレベルの管理費を払われているオーナーさんもみえます。

・2023/12/06追記
HGVCのオアフ島の代表的なタイムシェアリゾートの一つ「グランドワイキキアン」のワンベッドルームでこの10年の年間管理費の上昇度合いを比べてみます。
 ①2011年の年間管理費:$1,103.67(年会費他の全諸経費を含む)
 ②2013年の年間管理費:$1,259.73(年会費他の全諸経費を含む)
 ③2017年の年間管理費:$1,431.94(年会費他の全諸経費を含む)
 ④2023年の年間管理費:$1,407.63(年会費約$220を含まない)⇒年会費込みで約$1,630
2011年からの10年間で約$500も金額が上昇し、2011年に対する上昇比はなんと約1.5倍です。
これを見ると明らかですが毎年着実に管理費は値上がりしており、オーナーの負担は年々重くなっています。

・管理費金額は建物や部屋カテゴリーなどによりそれぞれ異なりますが最もオーナが多いカテゴリーでは大体$1,000~$2,500$2,000~$4,000程度の範囲がメジャーです。 ※2023/12/06 時勢に合わせて金額範囲を修正しました。

・例えばプラチナシーズンにホーム予約可能な毎年9,600(現在は15,360ポイント)のラグーンタワー2ベッドルームの管理費はなんと$2,302.91です。(2018年のヒルトン資料による) 
1泊4万円400ドル程度(2023/12/06追記 現在1ドル=150円位の円安状況がほぼ固定していますが毎年為替レートは変動するため円ベースの表記をドルベース表記に変更)のホテルに家族で6泊できる金額を毎年ヒルトンに払い続けると考えるとちょっとゾッとしますね。

・隔年契約の場合、ポイントが付与されない年は2~3百ドルのクラブ年会費だけが請求されます。

・この事実はタイムシェアの購入判断を左右するとても重要な情報ですが、ヒルトンセールスさんによる最初の購入勧誘説明会の中で丁寧に説明されていることは少ないようです。

・説明会で管理費の金額などの説明がなかったら積極的にこちらから聞きましょう。

・更に言えば、管理費は固定資産税のように減価償却することはないため、タイムシェアを所有する限り永続的に継続請求されます。
※2023/12/06追記 別のトピックで書きますが、このことがタイムシェアオーナーのライフプランに重大に影響します。 タイムシェアはリセールなどの制度はあるものの受け入れ市場がないために売却は容易ではなく、海外旅行に行かないにも拘わらずずっと管理費支払いを続けると言った不本意な状況に陥ることもあります。

・この10年以上の傾向として、物価上昇への連動と建物老朽化に伴うメンテ費用などを理由に、年数パーセント程度ずつ管理費金額は上昇しています。

 

 

⇒ 「②使い方次第では、何処のどの物件を所有するかはあまり意味がありません。」へ

 

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